掲載日:2024年02月28日  更新:2024年03月01日

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トレーニング指導者Interview【阿部修久】

中高生の部活指導に出張するなど、子どもたちの可能性を引き出す指導と、地域の健康づくりをトータルサポートする阿部修久さんにインタビューさせて頂きました。

エビデンスに基づいたトレーニング指導で一人ひとりの可能性を引き出す

北海道にて施術院を開院。中高生の部活指導に出張するなど、子どもたちの可能性を引き出す指導と、地域の健康づくりをトータルサポートする阿部修久さん。2023年春にはJATI上級資格を取得し、地域で最も信頼を集めるトレーナーとして存在感を高めている。

学生時代、自己流のトレーニングで機能不全を起こし、イップスを経験したことで理論に基づいた指導の重要性を痛感。体育系の大学を卒業後、高校教諭としてトレーニング指導にあたる中、当時のJATI北海道支部長と出会い、トレーナーとしての学びを深めることとなる。2009年に独立したことをきっかけにJATI-ATIを取得以来、痛みの改善と理論的な指導ができるトレーナーとして活躍の場を広げている。

2019年に鍼灸師取得のため、夜間部のある札幌の専門学校へ入学。平日は札幌、週末には北見にある自らの店舗に戻ってセッションを行う日々。その距離、片道約300kmを毎週往復しながら、鍼灸師の資格取得とトレーナーとしての実業を両立させた。同専門学校では、昼間の医療学科におけるトレーニング授業を受け持ち、JATIのテキストを活用。学生に教えるためにテキストを読み込むことで、それまで気づけなかった部分に気づくとともに、週末の臨床での施術とトレーニング指導に活かしていった。

医療学科の学生たちには、“運動器疾患に強く、運動療法も用いる治療家”を目指してもらいたいと、現在も教鞭をとっている。

「2023年にJATIのテキストが改訂され、例えばパラリンピック競技や女性アスリートにおける論文がまとめられており、“今を反映した内容”が実践に役立ちます。エビデンスに基づく最新の理論と現場の多様性に即した内容は、理論と現場を繋ぎ、また治療とパフォーマンス向上のトレーニングを繋ぐ気づきをくれる、運動療法を考える治療家にとって心強い存在です」

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