トップインストラクター・トレーナーに必須のビジネススキル基礎講座

役立つ知識を身につける
ワンランク上のインストラクターを目指すなら様々な知識でプラスαの輝きを!
①マネー講座・・・ただ今準備中
②音響講座
③法務・税務の基礎知識


②音響講座
音量を高めなくても音が届く、声が届くラッピングサウンドシステムをご紹介!
輝くインストラクターの耳と喉を守るアクア・エアロビクス専用音響システム

スタジオインストラクターにとって、音楽はなくてはならない商売道具。中には、1日何時間も大音量のスタジオにいるという人もいるだろう。レッスンを盛り上げようとする時、音量を上げることも多い。だが、専門家によると、この音のレベルが90dBを超えている場合、人間の耳を正常に保つには1日1~2本が許容範囲だという。ある調査ではエアロビクスでかけられている音量では100dB以上になっている場合も多いとか。この一定以上のレベルの音量に長期間さらされることにより、気づかぬうちに「騒音性難聴」という耳の病気に繋がることがあるので注意が必要である。
 株式会社文教センターが運営する「スポーツスパ アスリエ」では、業界でもいち早く「ラッピングサウンドシステム」を採り入れ、音量をそれほど高めなくてもメンバーもインストラクターも快適にグループエクササイズが楽しめる環境を提供してきている。同社で施設開発を担当する中村良明さんはこう話す。
「以前は大きめなスピーカをスタジオの4隅に設置しているところが多くありましたが、この方法ではスタジオに音を行渡らせようとするほど、スピーカ近くの音圧が高くなり、また音の広がりがスピーカの向きに限定されるため、位置によって聞こえる音の大きさに差が生まれていました(図1)。この方法に対して、ラッピングサウンドシステムでは、小さなスピーカを8方向に向けるように組み合わせたものをスタジオの中央部何点かに取り付けるので、あまり音圧を上げなくてもスタジオ全体に均等に音を行渡らせることができるのです(図2)。」
 大きなスピーカで音を出すのではなく、小さな複数のスピーカで音を出す方法によりインストラクターの声もすべての会員に均等に届けることができる。ラッピングサラウンドシステムはインストラクターの喉も守ることができるのだ。


株式会社文教センター代表取締役社長
中村良明さん

おしゃれなデザインと快適な空間が魅力の「スポーツスパ アスリエ」の施設開発を一手に担ってきている。



スポーツクラブだからこそ音へのこだわり、環境へのこだわり
株式会社エヌエスイーの音響設備
音響で起きうる障害を常に考え、安全に使える音響機器を目指して日々研究を続けています。
アクアビクス専用音響設備
CD3台の全ての操作をプールサイドから行うことが出来ます。またマイクや音楽の音量もスムーズに操作が出来ます。耐久性や安全性も確保されています。
エアロビクス専用音響設備
専用のオーディオミキサーによりフリーのインストラクターの皆様にも大変好評を頂いています。「NS-8 WrappingSound System スピーカ」は、スポーツクラブ専用に開発された、安全性・経済性・耐久性に優れたスピーカです。今までに類を見ない上質な音を一度聴いていただければ、ご納得いただけることでしょう。「包まれる音の広がり」を、ぜひご体験ください。特許取得済みW R A P PING商標登録済み。





③法務・税務の基礎知識
コンプライアンスって

仕事に対する責任とプロ意識をもつことがコンプライアンスの実践につながる
ここ数年、名前の通った企業の経営陣が不祥事を起こすニュースをたびたび目にします。虚偽の報告、脱税、食品偽造などなど。そのたびに記者会見で謝罪したり、退陣したりしていますが、これですべてが解決するわけではありません。世間や消費者の信頼にも大きな影響を及ぼします。そこで言われているのがコンプライアンス(法令等の遵守)の大切さです。スポーツに置き換えるとルールとマナーを守ることに似ているでしょう。昨年(平成23年)施行されたスポーツ基本法の中にも、スポーツ団体の事業運営の透明性を確保するよう規定されています。「それがどう関係するの?」と思われるかもしれませんが、今後、あなたがプロフェッショナルとしてスポーツに携わりたい、キャリアを積みたいと願うのであれば、法律を遵守することはビジネスの基本です。そこには、税金や法律の知識が欠かせません。「めんどうくさい!」と言わず、これを機会に少し意識してみませんか?



確定申告は青色?白色?

フリーでお仕事をしているのであれば、自分で所得税を計算して1年に1度、税務署に申告(確定申告)をします。確定申告は「青色申告」と「白色申告」があり、青色申告にはさらに10万円控除と65万円控除があります。いろいろな特典を考えると、青色申告のほうが断然メリットがありますが、白色申告は帳簿づくりが一番簡単なので、規模が小さかったり、処理に時間をかけたくないという人に向いているでしょう。ちなみに、青色申告でいこうと決めたら、最寄りの税務署に申請書を提出する必要があります。提出期限もあるのでご注意ください。
houmu1


どんぶり勘定はダメ?

あなたは、帳簿をきちんとつけていますか?どんぶり勘定でビジネスを成功する人はまずいません。個人事業主でも会社でも帳簿をしっかりとつけましょう。その際、使い方を覚えれば簡単に帳簿づくりができる会計ソフトが手ごろな価格で販売されていますので、利用されることをオススメします。もちろん税理士さんに頼んだほうがラクチンですが、その分、費用を支払わなければなりません。


これって経費?

帳簿をつけるときにちょっと悩むのが、この業界特有の経費です。
基本的に収入を得るためにかかったものは、全額経費にできます。たとえば、レッスンに使用するCDやマイクベルト、ウエア、シューズ、イベントのチラシ制作費、広告としてのHP制作費、名刺代、指導に使用するボールやストレッチ・ポールなどです。微妙なケースが携帯電話やデジカメなど。仕事用オンリーで使用しているのであれば経費になりますが、プライベート用と混在するのであれば、按分計算する必要があります。また、自宅兼事務所・店舗としている場合は、「どれぐらいのスペースを仕事用に使っているか」で決めます。たとえば、自宅が60㎡で仕事スペースとして20㎡を使っているのであれば、家賃の3分の1を地代家賃(経費)として計上できます。経費の見分け方のポイントは、仕事として使用しているかどうかです。


個人事業主でいくか、法人化(株式会社)でいくか

法人化(会社)するかしないか悩む人は多いと思います。それぞれ一長一短ありますが、一つの目安としては、個人事業の所得(売上-経費)が500万円程度であれば法人化を検討してもよいでしょう。
個人事業と比べた場合の株式会社のメリットとデメリットはこんな感じです。
houmu1
※1 中小企業は、資本(株主)=経営(社長)が一般的
※2 事業で使用する自動車やバイクなども経費にできる
※3 所得額にもよるが、個人事業主に比べて給与所得のほうが税額が有利
※4 赤字が出た場合、翌年以降の黒字と7年間にわたって相殺できる


私たちの生活は「契約」で成り立っている?

ふだん契約を意識することはないと思いますが、実はあらゆる場面で契約に接しています。たとえば、電車に乗れば鉄道会社との運送契約を、コンビニでお弁当を買うときはコンビニとの売買契約を結んでいます。一方がモノやサービスを提供して、その一方がその対価として代金を支払うという形態です。インストラクターやトレーナーであれば、スポーツの指導を提供してお客様からその対価として代金をいただくとか、マシンを購入してその代金を払うなどが契約です。
法律上、契約は契約書などの書面を必要とせず、お互いが合意した時点での口約束でも成立します。とはいえ、実際には口約束では証拠が残らず、のちのちトラブルが起きる可能性があります。正式な契約書を交わさないまでも、合意があったとわかるようなメモ、お手紙、メール、領収書などはきちんと残しておくことにしましょう。
たとえば、お客様にスポーツの指導をする場合であれば、期間(日にち)、時間、実施場所、指導の内容、報酬は最低限抑えておきましょう。さらに、交通費や宿泊費、消費税の扱い、地震などの天災や病気や怪我で指導できない場合はどうするか、お客様が怪我をしたらどうするのかなどをきちんと話し合って、できるだけ細かく決めておいたほうがよいでしょう。


専門家に頼るのなら

経理、税務、労務、許認可、官公署への書類提出など本業以外の事務的なお仕事が思いのほかあります。そんなときは、専門家を活用するのも一つです。
houmu3
■おおよその相場■
会社を設立するとき→行政書士に頼むと 10万円程度
会社の決算をお願いしたい→税理士に頼むと10~15万円程度
オリジナルプログラムを商標登録したい→弁理士に頼むと10~20万円程度
スタッフを雇用したので社会保険や雇用保険の手続きをしたい
→社会保険労務士に頼むと10~15万円程度
※上記は、あくまでも相場です。報酬設定は自由化されているので、上記の限りではありません。

■株式会社設立に必要となる費用の例■
houmu4
☆ 最低設立費用約25万円
☆行政書士などの専門家に依頼する場合は、別途報酬がかかります



【参考サイト】

国税庁⇒⇒ http://www.nta.go.jp/index.htm
日本税務研究センター⇒⇒ http://www.jtri.or.jp/
日本行政書士会連合会⇒⇒ http://www.gyosei.or.jp/
日本司法書士会連合会⇒⇒ http://www.shiho-shoshi.or.jp/
全国社会保険労務士会連合会⇒⇒ http://www.shakaihokenroumushi.jp/


編集部注)2012年4月時点での情報です。法令が改正される場合もありますので、ご注意ください。



お話しを伺った方 杉本理惠さん

houmu4
高校から大学にかけて新体操選手として競技生活を送る。卒業後はOAメーカー、IT企業、高等教育分野のシンクタンクを経てスポーツ・マネジメント会社に。主にスポーツイベントのプロデューサーを担当。2009年行政書士の資格を取得し、スポーツクラブなどの法人設立、契約書や規約の作成、外国人選手の招聘などスポーツ分野を専門に活動中。http://www.rsugimoto.com/