トップインストラクター・トレーナーに必須のビジネススキル基礎講座

好感度UPのための指導バイブル
身だしなみから、発声・スピーチ・キューイング、そしてご意見対応まで!
好感度をアップするインストラクションバイブル



①輝くインストラクターの「ウェア、髪型、メイク」の秘訣
ウェアはレッスン内容や対象者に合わせて健康美を演出髪形・メイクは「アイコンタクト」を活かして

インストラクターとして見た目はとても重要。第一印象の55%は視覚から入る情報からつくられる。
「同じ曜日・時間のクラスでも、必ず新しいお客様がいらっしゃいます。常に自分がいい第一印象を与えられることはとても重要です」(東浦さん)

「お客様は僕たちが思っている以上にインストラクターのことを良く見ています。それを踏まえて、どんなウェアがいい、とかどんな髪型がいいとかって考えるのがいいのだと思います。常に見られているという意識で!」(増子さん)

「3本レッスンがあったら、3回着替えるのがプロの演出です。クラスの内容や対象者に合わせた中で、自分の個性を出していく。そのために自分に合うカラーやウェアの形、素材なども知っておくことが重要です。」(井上さん)

「インストラクターの外見や感じの良し悪しはお客様の安心感や信頼感を左右します。羽織っているものを脱ぎ着する姿や音響チェック中の姿など、みだしなみはもちろん立ち振舞いも見られています。(柘植さん)
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◎高齢者初心者向けクラス
黄色(オレンジ)系のトップス+白のパンツ。元気で明るく軽いイメージで、重さを感じさせない。

◎初級中級者向けエアロビクスクラス
赤系のトップス+白のパンツ。赤に興奮作用があり、参加者のやる気を盛り上げる。

◎上級者向けトレーニングクラス
モノトーン黒の上下ウェアでシャープなイメージ。インストラクターのからだを強調させる効果。

◎ヨーガクラス
薄いピンクのトップス+くすんだ紫のボトム。原色系ではなく、色のトーンを落としたものでトップスとボトムのコントラストをあまりつけない。

◎ラテンダンスクラス
赤系(紫系)トップス+黒ボトム。黒をボトムにもってくることで赤の情熱的効果・紫のセクシー効果を際だたせる。

◎老人ホームでの運動プログラム
黄緑系Tシャツ。黄色の軽やかさ・明るさに緑の安らぎや若々しさを加え、高齢者の方たちに元気になっていただく効果を狙う。

お話を伺った方々

伺った方


②脱ガラガラ声。キレイな「発声とマイクの使い方」
声とマイクを上手に使って言葉をお客様に確実に届けよう

「声がお客様に届くことが大事。そのためにマイクを使う。単にボリュームを上げたり、口をマイクに近づけて話しすぎることで、却って聞こえにくく なっているケースもある」と指摘する増子さん。声を大きくしようと怒鳴るのは逆効果。1トーン低い声で、ゆっくりめに話すと言葉が届きやすくなるという。また、「しゃべりすぎない」ことの重要性も全講師が指摘。
ただ、どうしても喉は使われてしまうので、普段からのケアも重要。「普段からうがいをする、イベントなどの 後は、アイスノンで喉を冷やす、水なしで飲める『のど薬』を携帯」(柘植さん)、 「もし喉を傷めてしまったときは、紅茶に塩を入れて飲む、プロポリスを飲む、寝る時は喉を暖める」(井上さん)
「年に1回は耳鼻科健診に行くべき」(東浦さん)とも。 
インストラクターのハスキーボイスも魅力的だが、お客様にとって聞きやすい声が出せる状態を維持することも、プロのインストラクターに求められている。中高年層の参加者が増えている昨今、必要な言葉を、丁寧に、適切な音量で届けることの重要性も高まってきている。
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③品格を感じさせる「レッスン前スピーチ」のこつ
立ち姿、話し方、内容に少し気をつけるだけでぐんと好感度アップ! レッスンの成功度もアップ!

「立ち方、手の位置、目線、表情を注意することが重要。このレッスン前スピーチでインストラクターの人柄がとても出ます」とは柘植さん。 「初めての方がいる場合は、できる限りレッスンが始まる前に声をかけるようにしています。そうすることでレッスンが始まってからの反応が大きく違います。イベントなど特に初めての方が多い場合は、この声がけで成功が決まるといっていいほどです。」と、増子さんもレッスン前のコミュニケーションやスピーチの重要性を強調する。
ただ、話を完結にまとめることは全講師が指摘。1分半~2分程度にまとめたい。また、スピーチを単なるクラス紹介や世間話に終わらせず、その日のレッスンのモチベーションを高める内容にすることも重要である。増子さんはこうアドバイスする。
「例えば、コンディショニング系であれば、『今日はこの部位でこういう動きが出てきます。その時はこんなことを注意してやってくださいね。』エアロビクスであれば、『今日はこういう動きが出てきます。少し難しいので集中してやってくださいね』など。月別にテーマ設定していますが、決して新しいものでなくてOK。いつもやっていることに小さな気づきを提供することが大切です。新しいことを考えようとするとネタがつきてしまいますから。」井上さんはクラスの注意点を伝えることも重要と話す。例えば「動きが変わるときに一緒に動いてしまうと分からなくなってしまうので、初めは私の動きを見て、その後一緒に動くようにしてください。」といった具合。
参加者に気持ちよくレッスンを受けていただくために、参加者の配置を調整したり、レッスンのレベルに合わないと思われる参加者がいた場合の適切な対応も、インストラクターの力の見せ所だ。
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「手の動きが難しかったら、足の動きだけでも十分効果がありますよ」
「もし難しく感じたら、足の動きだけ掴んでください」
「雰囲気を楽しんでいってください」
「困ったことがあったら遠慮せずいつでも合図してください」
「ウォームアップで判断してみてください。」
「マイペースで頑張ってくださいね。もし途中できつくなってしまった場合は、途中でもストレッチをして他の施設をご利用になっても結構ですよ」
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④「対面指導とキューイング」の技を磨く
プロフェッショナルなキューイングはシンプルで明確上手に指導面とキューを使い分けよう

キューイングは主に目に情報を伝える「ビジュアルキューイング」と耳に情報を伝える「バーバルキューイング」がある。使い分けの方法としては、動きや方向はビジュアルキューで伝え、動きで伝えられない情報を「バーバルキュー」で補うのが基本的な考え方。
背面指導と対面指導についても、それぞれの良さを理解して使い分けることが重要。キューイングも背面・対面指導も、どうすればお客様に分かりやすいのかを基準に使い分けることが重要と、全講師が指摘している。
また、「輝くインストラクター」のキューイングは最小限で明確。動きすぎ、しゃべりすぎに注意するだけで、はるかにプロフェッショナルなプレゼンテーションになる。
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▼キューイングの種類
動きによるキューイング(ビジュアルキューイング)
主に正しい動き方、方向を伝える

言葉によるキューイング(バーバルキューイング)
1.ナンバーキュー(動きの回数を示す)
「あと4回」「フォー・スリー…」
2.ステップキュー
Vステップ、グレープバイン、ステップタッチ…など。
3.描写キュー(どう動くのかを示す)(Vステップの描写キューの例)
「足を斜め前に開きます。後ろに閉じて。一度歩きましょう。もう一度足を斜めに開いて後ろで閉じます。これがVステップです。」
4.修正(モディフィケーション)キュー(どのように動くかを示す)
「大きく動きます」「しっかり引きましょう」
5.盛り上げキュー(ポジティブなフィードバック)
「オッケー」「そうです」「今の感じ」「今の」「その感じ」「すごくいいですよー」「フゥー」

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⑤リピーターを増やす「レッスン後の挨拶と、ご意見対応」
また来たい、また会いたいと思っていただける気持ちのいいお見送りの流儀を身につけよう

背面指導ではまた参加したい、また会いたいと思わせる「輝くインストラクター」のお見送りの流儀を身につけよう。 「ありがとうございました。今日も楽しい一日を過ごしてくださいね。」とレッスンに参加してくださった感謝の言葉と、お客様を気持ちよく送り出す言葉を伝えることを心がけています。

「今日もよく動けましたね(ねぎらい・賞賛)

すぐに結果は出ないので、来週も頑張りましょう(はげまし・プロモーション)

汗で風邪をひかないように気をつけてくださいね。(気遣い・安全管理)」の流れで、クラスに続けて来たいな、と思って頂けることが重要。」(柘植さん)

最後のお見送りまでが仕事。お客様には公平に、かつ一人ひとり見ていますよということが伝わる挨拶を。(井上さん)

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1常連メンバーさんから「先生のクラスは簡単すぎる。もっと難しくして」とのご意見。さあ、どうする?
1「このクラスは基本の動きが多めですから、○○さんのように動ける方は、いつもより大きめに動いてみたら、もっと効果を感じることができるのではないですか」「お手本になるつもりで動いてください」など、そのクラスの内容を守りつつも、その方を尊重し、その方に新たな楽しみを見出せるような声がけをします。クラスの名前と内容と合致したものを提供することがそもそも信頼していただき、続けて来ていただくためにも最も大切な部分。屈してはいけません。(柘植さん)

1レッスン中にメンバーさん同士がぶつかって雰囲気が悪くなってしまった。さぁ、どうする?
1参加者同士のトラブルで雰囲気が悪くなってしまうのはインストラクターの責任です。集客しようと一部の影響力のある人になびくと、クラスも雰囲気が悪くなりがち。集客だけに目が行ってインストラクターが自己中心的考え方に陥ると、参加者もそういう方々が集まってしまいます。インストラクターが常連さん以外の方にも配慮できたり、クラブのマニュアルやルールに配慮できていれば、自然に参加者も周りに配慮できる方々が集まる。そういう方同士であれば、たとえぶつかっても雰囲気が悪くなることはありません。クラスの雰囲気は、インストラクター自身がつくっていると認識すべきでしょう。(井上さん)
1そもそも、レッスン前に全員の方が気持ちよく動けるように位置を調節して貰うようにしています。それでもトラブルが起こってしまう場合は、レッスン後に声をかけます。レッスンの雰囲気をいかにつくれるかはインストラクター次第。全員の参加者の方に気持ちよく参加していただくために、自身のレッスン参加者のスタジオでのマナーをディレクションすることもインストラクターの役割です。(増子さん)

1常連メンバーさんが前列を占領。後ろの人となかなかコミュニケーションがとれない。さぁ、どうする?
1指導面を変えると後ろの方ともコミュニケーションがとりやすくなります。簡単ですが忘れがちなことです。(東浦さん)

1あるメンバーさんが親切にしてくれるのは嬉しいけど、少し距離をおきたい。さぁ、どうする?
1まずはその方との会話の中で、自分自身が慣れなれしく接してはいないかをチェックしてみてください。言葉の使い方によって、人との距離感は随分変わってきます。
例えば・・・「~さんはテニスもやるんだぁ~?」→「~さんはテニスもするのですか?」→「~さんはテニスもされるのですか?」

1メンバーさんが、施設やクラブスタッフへの意見を自分に伝えてきた。さぁ、どうする?
1「ご意見ありがとうございます。私からもクラブに伝えてみますね」として同調しないことが重要。そのご意見が自分に対するものなのか、施設に対するものなのかをきちんと判断して、無理にその場で答えようとしない。クラブのことは判断できないこと、判断してはいけないこともあります。(東浦さん)
1「 質問やご意見を受けた時は、個人的な意見を答えるのではなく、クラブとして何を薦めているのか、どういう考え方に立っているのかを踏まえて、その考えを伝えることが大切。クラブでは、クラブスタッフの一員としての立場で答えることが重要です。」(柘植さん)