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就職・転職のためのアドバイス
『フィットネスビジネス』編集長がこの素晴らしいフィットネス業界に就職・転職を考えているあなたにアドバイスします。
フィットネス業界にはフィットネスクラブを経営・運営する会社以外にも、トレーニングマシンのサプライヤーやウェア・サプリメントなどのメーカー、公的な業界団体など様々な会社がありますが、ここではフィットネスクラブを経営・運営する会社を念頭にアドバイスします。




1.既にフィットネスクラブで働いているが、別のクラブに転職したい

現在フィットネスクラブで働いているが、何らかの理由で別のクラブに移りたいと考えているあなた。
どうして別のクラブに転職したいのですか?

クラブのオーナーを含めた幹部、上司の考えや姿勢と、あなたのそれが合わないと感じているから?
会社のあなたに対する評価が不当に低いと思うから?
会社に将来性が感じられないから?
それとも会社の人間関係?

あなたは努力をしましたか?「努力」というのはそんなに甘いものではありません。今いるクラブや会社の状況をきちんと把握して、成功や成長のために必要なことを、相応の方法で会社に提案し、その実現を目指す努力をしてきましたか?また、あなたが自分自身で果たすべき役割を幹部や上司とコミュニケーションをとる中できちんと把握し、その実現に必要な能力を日々身につけよう、向上させようと努力してきましたか?中途半端なことしかしないで「別のクラブに転職したい」と虫のいいことを言うのなら、あなたはどこに行っても通用しません。そんな人を伸び盛りのクラブが欲しがるわけがありません。まず今いるクラブで精一杯の努力をしてみてください。その上で、どうしてもしかるべき理由で努力が報われない、目指すところが違う、会社が変わらないということであれば、その時が本当に転職を考える時ではないでしょうか。

転職を考える時には、前の会社での経験を踏まえて、よく候補先の企業の方々と話をしましょう。オーナーポリシー、企業カルチャー、成長度合い、新規出店・新規プロジェクト等の取り組みなどについて確認してみてください。また、事前に候補先企業のクラブを見学、もしくは体験するのは常識です。そして自分なりの意見や感想をまとめておいて、面接の際に話題にしてみましょう。
「最前線のサービス」について、その企業がどのような考え方と深さを持っているか確認することはとても大事なことです。

転職先の企業の選択基準は、各人若干違うかもしれませんが、1つだけ勘違いがないように言っておきます。企業規模の大きさよりも、企業のパワー、エネルギーに着目することが大事です。経営者以下の全社員、スタッフがお客様の立場で、新しくも本質的なことを常に考え、それに果敢に挑戦している会社は世の中でフィットネスの価値を大きくしようとしている真の会社です。転職を考えるなら、こういうパワーとエネルギーのある会社にすべきです。自分自身の成長と会社の成長、世の中の成長が繋がるので、やりがいもあります。

そして、幸運にももし採用となった場合、全力で仕事をしてください。単なる「仕事」と思わず、世のため、人のため、自分のために価値をつくるたった1回の貴重な「人生」だと思って。
あなたの夢は日々きっと確かなものになっていくはずです。



2.異業種からフィットネスクラブに転職したい

フィットネスクラブ業界はまだ歴史が浅く、成長の余地もまだ大きく残されているため、異業種の優秀な方が十分に活躍できます。
クラブ側もそうした方々が来てくれることを熱望しています。
最近はIEなどの製造業の経営技術やCRMやFRPといった流通業のシステム、飲食・ホテル業界のロイヤルカスタマー戦略など、クラブに活かすことでイノベーションを実現できるノウハウや経験をお持ちの方が多いことと思います。

医療、マッサージ、エステティック、温浴などの業際のサービスサプライヤーの方々もクラブ側にとっては貴重な存在です。また、施設開発に関連して不動産や金融に関する企画・営業の実務に通じた方も大いに求められています。フィットネスクラブの提供サービスを拡充し、この業界がさらに高度なステージに上がるためには、こうした方々の存在が欠かせません。

フィットネスクラブの知識は乏しくとも、フィットネスクラブが好きで、自分がこれまでに培った知識や経験をこの業界のために活かしたいと思っているなら、是非飛び込んできてください。恐らくあなたが考えている以上に、あなたのことを業界関係者は歓迎するはずです。ただし、本気でやる覚悟がないと、つぶれてしまいます。現場からスタートしてゼロからお客様や若手スタッフから学ぶ謙虚でひたむきな姿勢を持って来てください。

お客様の立場で考えられることができれば、皆と同じステージに立てます。そこからあなたの知識と経験をどんどん発揮してください。あなたの存在が成長を加速させることでしょう。この業界は社会的に必要とされていて、一点の“曇り”もない素晴らしい業界です。人々に健康や生きがいを提供できるなんてすごいじゃないですか。もしあなたが今の仕事に何らかの疑問ややましさのようなものを感じているのなら、ぜひこの業界に来てください。思う存分働けます。



3.学校を卒業したらフィットネスクラブに就職したい

新卒の皆さんはもしかすると、何となくイメージだけでこの業界への就職を決めているかもしれません。パーソナルトレーナーやスタジオインストラクターの格好良さに憧れてこの業を選ぼうとしているかもしれません。
夢や希望を持つことはたいへんよいことですが、それだけでは駄目です。
自分が生涯の大切な時期を賭ける最初の就職先なのだから、学生である今のうちからフィットネスクラブの実像を少しでも知ろうと努めてください(最初のキャリアは大切です。1分1秒を大切にしてください)。見学や体験をしたり、会員になることも1つですが、できることならアルバイトとして実際に働いてみるといいです。現実を知るのです。きっと見えないものが見えてくるはずです。

それでますますやる気が出てきたという人はこの業界に賭けてください。
まだ歴史の浅い業界ですが、非常に高い成長可能性を持っていますので、人生をかけるのにもってこいです。あなたのことを真剣に思い、考え、成長させてくれる先輩とも出逢えるでしょう。日本のクラブ参加人口は欧米に比べてまだ1/3~1/5です。健康・余暇志向の高まりや高齢化、疾病率の上昇や医療費の自己負担増、国・自治体レベルでの健康関連施策推進の動きなど様々なフォローの要因がフィットネス業界を取り巻いています。何より、汗をかくことは気持ちいいじゃないですか。きっと、もっとその喜びを感じたいという人が多くなるに違いありません。
実際にフィットネス業界はサービス業種の中で唯一成長を続けている業種となっています。(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」3年連続1施設あたり売上高増加・売上高見通しDI値4調査連続プラス)

これからぐんぐん伸びていくこの業界で、その一翼を担うのは若い皆さんです。自ら筆をとり、この大きなキャンパスを好きなように染めてみてください。お客様が感動するステージをぜひ演出してみてください。汗をかくことの喜びを一人でも多くの人々に伝えよう。

最後にこんな資質・能力があると就職には有利ということを記しておきます。
自分のそれと照らし合わせてみてください。

①ホスピタリティ精神とフィットネスビジネスへの深い情熱
②お客様の立場で発想し、企画立案~実践できる能力
③チームとして成果をあげることをコントロールできるマネジメント力とリーダーシップ

いずれも必要な資質・能力ですが、①~③の順に優先されます。
今の時点では①と②の半分があればいいかもしれませんが、この業界で、というよりも世界で大きなことをやり遂げるためには、必ずこの3つが必要になることを覚えておいてください。

将来皆さんと一緒にフィットネスクラブという文化を築き上げることができたら嬉しいです。ぜひフィットネス業界にチャレンジしてみてください。