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あめのもりようこさん
EXCELLCIA有限会社 取締役
身体に負担なく、楽しく、キレイに」を追求する
あめのもりようこさん Profile
EXCELLCIA有限会社取締役。エクササイズクリエイター、健康運動指導士。92年スズキジャパンカップペア部門優勝。エアロビクスの動きが身体に与える負担に疑問を抱き、いち早くインナーマッスルに着目。Relax in、Posture、Balanceの3要素を主軸とした、RPBプログラムを開発�普及。導入クラブは80施設以上に。2005年より日本抗加齢医学会所属医師らとの協業もスタート。同社代表を務めるご主人と、8歳の長男の3人家族。

理解されなかった「ちまちま」エクササイズ
「何、ちまちま動いているの?もっと大きく動かないとダメよ」 あめのもりようこさんが考案したインナーマッスルとアウターマッスルをバランス良く動かそうとするエクササイズは、当初先輩インストラクターに全く評価されなかった。
あめのもりさんがインナーマッスルのエクササイズをエアロビクスに取り入れたのは、1993年。華やかなエアロビクスの全盛期である。自身もその前年、スズキジャパンカップのペア部門で優勝を果たし、有名インストラクターの一人として、都心クラブでエアロビクスを担当していた頃である。
インストラクター仲間には不評だったが、お客様がいち早く反応した。「苦しくないのに、すごい汗がかける」。その評判が口コミで広がり、あめのもりさんのレッスンは、集客が難しい時間帯でも80�90人を集めるようになっていく。
やがて興味を持つインストラクターも増え、1998年には同メソッドのアカデミーをスタート。メンバーとインストラクターたちから、確かな手ごたえが得られるようになった2000年、公私ともにパートナーとなる藤原直人さんからのサポートも受けて、エクセルシア有限会社が誕生した。
「支持してくれる人が増えたといっても、アカデミーを卒業したインストラクターがオーディションで評価されないという現実がありました。インナーマッスルを刺激する動きはどうしても『ちまちま』して見えてしまう。だからといって、養成コースを出たばかりでは、その動きの意味まで上手く伝えられない。それを知って、もう個人で活動しているだけではだめなんだ、会社として、このメソッドの良さを伝えたり、アカデミーを卒業したインストラクター たちが活躍できる場を確保していかなければと思ったんです。」
身体に負担なく、楽しく、キレイに
あめのもりさんがインナーマッスルに着目したのは、自身が、あまり身体が丈夫ではなかったことが関係しているという。競技エアロビクスではもちろん、通常レッスンでも当時のハイインパクト中心のエアロビクスは、身体への負担が大きいと感じていた。メンバーの中にもサポーターをしながらレッスンに参加している人もいる。疑問を持ち始めたある日、Vステップをやりながらふと考えた。この動きは腕を挙げる三角筋のトレーニングと、横隔膜の上下運動はあるものの、体幹部はほとんど動かない。肩の筋肉は日常でも良く使うのに、なぜこの動きをする意味があるのだろう。そのうち、鏡に映る自分の姿も、上半身ががっちりして見えるようになる。それを機に、自分がやりたいと思ったエクササイズはこれじゃないと思い始めた。「私がエアロビクスに魅力を感じたのは、楽しくキレイになれると感じたから。でも身体に負担があるのは違うと思ったんです。腕を大きく動かして肩周りを逞しくするのではな く、首が細く長く見えるように、肩をスッと落とす筋肉はどこにあるんだろう、どうやったら動かせるんだろうと解剖学の本を見直し始めたのがきっかけです」  こうして、関節を回旋させるような小さな動きや、重心の置き場所を確認するような地味な要素が、レッスンに次々と加えられていった。
RPBの成功要因
当初は「ボディーバランスダンストレーニング」として展開していた。「ボディーバランス」は、インナーとアウターマッスルのバランス、「ダンストレーニング」は楽しく身体を動かすイメージを言葉にしたもの。これをR P B( リラックスイン、パスチャー、バランスからとった頭文字)というメソッドにまとめたのが2004年。それ以来、プログラムのコンセプトも明確になり、導入クラブも増えていく。2006年に「骨盤ぐるぐるダイエット」のタイトルで出したムック本が注目を集め、その後の骨盤エクササイズブームも手伝って、2008年までにRPB関連プログラムの月間提供本数は約700本以上、導入クラブは80施設以上、また関与するプログラムも合わせた月間のべ参加者は70,000人にのぼるまでに成長した。ここ数年は、RPBメソッドを基盤にしたOEM商品開発のオファーも増え、ティップネスの「エイジレスワークアウト」「きれいなボディワークアウト」などの開発にも携わる。
このように、同社はRPBプログラムのレッスン運営、およびプログラムの開発�教育を商品としているが、単にプログラムを納品するのではなく、できる限り導入クラブとコンサルティング契約を結び、レッスンの品質管理にも責任を持つようにしている。そして、お客様にキャビンアテンダントのように接する女性ならではのサービスが提供できるインストラクターの育成システムも、同社の商品の一部と位置づけている。「RPBアカデミーでは養成コースに入るためのオーディションもさせていただいていますが、これは、RPBの根底に、お客さまに喜んでいただきたい、そのために勉強し続けることが必要だという気持ちがあるからです。その分、この考え方に共感してくれる仲間に対して、私は責任を全うしなければならない。『使命』という言葉が好きなのですが、その責任を果たしていくこと、自分が信じることをやり続けることが、私の使命だと思っています。仲間が増えるにつれて、チームで発揮できるパワーの大きさを実感しています。RPBも当社も、このチームがあったからこそ、ここまで来れました」
インストラクターを魅力的な仕事に
同社がここ数年強化しているのが、業界内外への広報活動である。あめのもりさん自身、雑誌や書籍、テレビ、ラジオなどを通じて、「無理なく楽しくキレイになれる」エクササイズの啓発を進めていく他、業際企業とアライアンスを組み、「アンチエイジング」をキーワードとした情報提供を始めている。その第一弾が「薬膳スイーツ」。エクササイズの専門家が美味しくキレイになれるスイーツをプロデュースするとこうなる、という提案だ。今後も、インストラクターの情報発信力を活かして、フィットネスクラブに興味を持たない人にも「あめのもりようこ」や「RPBインストラクター」に興味を持ってもらい、さらにはフィットネスに興味を持つ人とクラブの架け橋になることを目指す。「RPBでは、インナーから筋温を上げるので美肌にも効果があり、また体幹部の筋肉をバランス良く使うので体型も良くなります。その効果が最初に現れるのが、インストラクター。そのインストラクターに憧れて、多くの方々がエクササイズに参加してくださっています。これからも、一人でも多くのキレイなインストラクターたちと一緒に、チームで憧れられるような存在になりたいと思います」
名前EXCELLCIA 有限会社スタジオプログラム
会社名の由来 ラテン語で「さらに、その上に」の意 
所在地 東京都新宿区西新宿5-24-16 西新宿ウェールビル4F 
Tel.03-6805-5660
ウェブサイト http://excellcia.com/
設立 2000年4月21日
資本金 300万円
組織 (役員)2名、キャリアスタッフ6名、契約インストラクター30名
収支構造(売上)スタジオレッスン運営受託料、
    (経費)OEMプログラム開発および技術提供料
    (経費)本社販売管理費、人件費、他

名前
スタジオプログラム
RPBシリーズ、コラボレーションプログラム「マグマストレッチ」「ヒーリング骨盤調整」など、OEM プログラム「Ageless Workout/Twist & Shape」「きれいなボディワークアウト」

DVD・書籍
「雨森陽子の骨盤グルグルダイエット~RPBコントロール~」
「DVD付き 骨盤ぐるぐるダイエット」