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掲載日:2023年06月22日  更新:2023年06月09日

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フィットネス新時代で求められる能力

第33回
パーソナルトレーナーから寄せられる ”お悩み”
東奈々(Nana Azuma)

NESTA JAPANスタッフ。1993年生まれ。東京学芸大学生涯スポーツ専攻卒業後、NESTA JAPANに入社。プロアスリートサービスとカスタマーケア
サポートのマネージャーを兼務している。
https://www.nesta-gfj.com/

今回は、NESTA事務局へ寄せられるトレーナーからの数々の“疑問”をご紹介します。
パーソナルトレーナーの質問と、私たちがお答えする内容を見て、読者のみなさんはどう感じますか?

質問1:パーソナルトレーナーの収入は良いのですか?

回答:

人によりけりです。
常にクライアントと過ごし、新たなビジネスチャンスを見逃さず、積極的に学び経験し、そしてマーケティングやビジネスを効果的に行うことで、想像以上の収入を得られるでしょう。
しかし最低限の努力しかしなければ、むしろ収入をほとんど得られないはずです。

質問2:業界で「数千万円を稼ぐお金持ち」になるにはどうすれば良いのですか?

回答:

まずクライアントを増やし、自身のブランド価値を高め、セッションの単価を上げる必要があります。
次にオンラインでビジネス展開を行い、トレーニングや栄養プログラム、パッケージ販売などの事業拡大をしていきます。

24時間という限られた時間の中で、アクティブインカム(能動的な収入)とパッシブインカム(受動的な収入)をバランス良く確保しなければなりません。

とはいえ「1千万円を超える収入」を目標とする場合には、セッション単価を極端にあげる場合を除いて、適切なビジネス戦略の構築が必要でしょう。

質問3:独立するには何からすれば良いのでしょうか?

回答:

独立開業をする前に、まずは自身がジムに通ってトレーニングに触れ、基本的なスキルや考え方を身につけることが重要です。

その感覚を持ちながらビジネスモデルを確立していきましょう。

例えば開業場所はどうするか、マシンはどのメーカーを使用するか、クライアントの獲得方法はどうするのか、これらのことを綿密に考えなければなりません。
無計画なビジネスは必ず失敗してしまいます。

質問4:パーソナルトレーナーになったら、1日どのくらい働くことになりますか?

回答:

働き方や目指す収入によってさまざまですが、担当するセッション数が多いほど、働く時間も増えることになります。

一般的には日中より夜間の方がクライアントは多いでしょう。
日中は働く人が多く、退勤後にジムに通う人が多いためです。
セッションがまばらな日中には、セッション以外の仕事、特に新しいビジネスやクライアントの獲得方法についてのアイデアを出す時間として有効活用するようにしましょう。

質問5:ジム運営失敗の理由は何ですか?

回答:

ほとんどの場合「ビジネス戦略が明確でない(誤っている)」か「財務計画・管理を怠っている」という2つの要因に行きつきます。

立地が悪いことやマーケティングを行っていないこと、そして急激に成長させすぎてしまうことなども含まれます。
これらのことは、独学では限界があります。
実際にジムを運営するトレーナーやビジネスについての資格・セミナーなどで学ぶことは必須でしょう。

いかがでしたか?このような質問を見てみると、パーソナルトレーナーという職業に興味を持つ方は、収入やジム運営について不安を抱えていることがわかります。NESTAでは、こういった方々へのサポートを充実させています。まずはトレーナーの基礎となる学問を学んで資格を取得し、そしてビジネスやマーケティングについて学び、夢の実現をサポートさせていただきたいと思います。

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