掲載日:2024年09月25日  更新:2024年10月22日

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【次代を生き抜くパーソナルトレーナーになるために③】パーソナルトレーナーは優れたリーダーであれ NEXT2024年9月25日号

山根駿
株式会社Core Fusion Coo(最高執行責任者)
株式会社Wellnect代表取締役
全国130店舗以上展開パーソナルジムBEYOND
統括研修講師
トレーナー歴13年、500名以上のトレーナーを育成

パーソナルトレーナーは優れたリーダーであれ

 私たちパーソナルトレーナーはお客様にとって「リーダー」です。私はリーダーとは大小問わず、人を目標や目的地まで導く先導者のことだと考えております。会社、プロジェクトチーム、部活動、家庭など全てのコミュニティにはリーダーが存在し、リーダーによってコミュニティのあり方は大きく異なります。パーソナルトレーナーとお客様間の「コミュニティ」にも当然リーダーが存在し、それがパーソナルトレーナーの役割です。もう一度言いますが、私たちパーソナルトレーナーはお客様にとって目的地まで導くリーダーです。

 そのため、パーソナルトレーナーが提供することはトレーニング指導や食事指導、生活習慣指導だけでなく優れたリーダーとしての能力が重要となります。優れたリーダーになる上で、多くの要素が必要となりますが、ここでは3つお伝えしたいと思います。
 

1つ目「受容の姿勢」

1つ目は「受容の姿勢」です。
良好な人間関係を構築する上で最も重要な手段が相手を受けいれることです。
どんなことがあっても否定せずに、共感し受け入れること。リーダーはある程度の経験や実績(パーソナルトレーナーはカラダ作りなど)があることが多く、お客様の考えや行動に理解が難しいことが事実ありますが、否定したりすぐにアドバイスをしてはなりません。

アドバイスや主観的なメッセージを伝えずに、心から共感し言葉や態度で表現することに徹することが大切です。

 

2つ目「一貫性」

2つ目は「一貫性」です。フィットネスという提供するサービスに情熱を持ち、自らが体現者であることです。
フィットネスが素晴らしいと言っていても、行動が反していては説得力はありません。
単に良い体でないといけない、コンテストで結果を出さなければいけないということではありません。
目標と行動に矛盾が生じていては一貫性がなく、リーダーとしては不十分だと考えています。目標に対して、正しいベクトルと継続した行動をすることを徹底することが大切です。

 

3つ目「コーチング」

3つ目は「コーチング」です。
パーソナルトレーナーは答えや正しいやり方を教えるのではなく、答えや正しいやり方を引き出すことが大切だと考えています。
フィットネスは受動的ではなく能動的な手段です。
そのため、お客様自身が自ら思考し行動しよう!という状況を作り出すことが有効です。
そのためのコーチング力を磨き、お客様の主体的な行動を引き出すことが大切です。

パーソナルトレーナーはお客様が安心して目標まで走れるように
高いリーダーシップを養っていくことが生き抜く上で重要だと考えています。

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