掲載日:2023年07月07日  更新:2023年06月15日

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仙腸関節と肩甲骨のモビリティを高めて黒人アメフト選手の動きとパワーをインストール 4xCORE(クアトロコア)メソッド

クアトロコアメソッドは、日本人で初めて NFLプレシーズンに出場したアメフト界のパイオニア河口正史さんが、「黒人アメフト選手の動き」をコンセプトに開発したトレーニング。「仙腸関節」の動きに着目し、仙骨と腸骨を別々に動かしながら、大腰筋や腸骨筋などの内部の強いインナーマッスルから順番に動員することで、地面を蹴る際の爆発的なパワーを高めることができる。

クアトロコアメソッドの開発経緯について、河口さんは、こう説明する。
「アメフト選手時代に、高重量の筋トレで鍛えた体力に自信を持って渡米したものの、スレンダーな黒人選手にパワーで全く歯が立たないことに愕然としました。黒人選手の動きを目の当たりにしたとき、身体の使い方が根本的に違うと感じました。引退するまでその答えが見つけられず、トレーナーとして仕事を始めて、仙腸関節の存在に気づいてから、長年の謎が解けていきました。以来、仙腸関節を柔軟に動かしてパワーを発揮できる身体づくりに焦点を当ててこのメソッドをアップデートしてきています」

クアトロコアメソッドのトレーニングは、みぞおちの辺りを中心に体幹部を縦横4つの部位に分けて動かすことで、インナーマッスルにスイッチを入れていく。

腕の動きは肩甲骨のインナーマッスルから動かし、下腿の動きは、体幹下部の腹筋および大腰筋や腸骨筋をはじめとするインナーマッスルから動かしていく。

インナーマッスルを活性化させるエクササイズにも、マシンやフリーウェイトで負荷をかけることも特徴の一つとなっている。「インナーマッスルを優先的に使おうとする場合、アウターに効かないように低重量で行うエクササイズも多いですが、インナーマッスルの中には、アウターより圧倒的に強い筋肉も多くあります。インナーマッスルにも適切に重量をかけることで、総合的なパワーを最大化することができます。インナーマッスルが意識しづらい方には、電気鍼を使って刺激を入れてからトレーニングを行うことで、インナーも自然に使えるようになります」

重心と動きの土台をみぞおち辺りに置くことで、肩甲骨と股関節周りを柔軟に動かすことができ、力まずに最大のパワーが発揮できるため、次の動きにも素早く対応できる。
 アメフトやラグビー、サッカーなど、コンタクトスポーツや野球の選手などの特に支持されている。その一方で、ウェストやヒップの位置も高くなることから、ボディメイクのトレーニングとしても注目されている。

クアトロコアメソッドとは

元プロアメリカンフットボールプレイヤーの河口正史さんが開発。選手時代、高重量トレーニングで鍛えた体力で、スレンダーな黒人選手に太刀打ちできなかったことから、黒人選手の動きを徹底的に研究するなかで生まれたメソッド。股関節と肩甲骨のモビリティを出したうえで、仙腸関節の動きに焦点を当てたトレーニングで、力むことなく最大パワーが発揮できるようになる。

河口正史さん

株式会社JPEC TOKYO 代表取締役日本人アメリカンフットボール選手の海外挑戦の道を切り開いたパイオニア的存在。海外リーグでの経験を基に日本人と欧米人のカラダの使い方を研究し、「4xCORE(クアトロコア)」メソッドを開発。東京白金にあるブティックジムJPECで指導とトレーナー育成にあたっている。世界に通じる日本人スポーツ選手の輩出と共に日本国内におけるトレーナー業界の地位を高めることをミッションに活動している。

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